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誰でもできるわが家の耐震診断の内容を要約

誰でもできるわが家の耐震診断


目次[非表示]

  1. 1.概要
  2. 2.はじめに
  3. 3.建物の構造を確認する
  4. 4.耐震金物の確認
  5. 5.壁の強度をチェック
  6. 6.床・屋根の状態を確認
  7. 7.家具の固定
  8. 8.まとめ

概要

 地震対策は大切ですが、プロに頼むと費用がかさんでしまうことがあります。この記事では、誰でも簡単にできるわが家の耐震診断方法を紹介します。大切な家族と財産を守るために、ぜひ参考にしてください。

はじめに

 地震による被害を最小限に抑えるためには、まずわが家の耐震性能を知ることが重要です。プロに診断を依頼することが理想ですが、費用がかさむ場合もあります。そこで、今回は誰でも簡単にできる「わが家の耐震診断」の方法を紹介します。

 自宅の耐震性を確認することは、費用を抑えつつも大切な家族と財産を守るための第一歩です。日頃からの備えが地震時の被害を軽減し、安全な生活を確保するカギとなります。 

建物の構造を確認する

 耐震診断の第一歩は、家の基本的な構造を確認することです。家の構造がどのように作られているかを把握することが、耐震性能を評価するための基礎となります。

 木造住宅の場合、柱や梁(はり)の状態をチェックします。これには、柱や梁の座屈(たわみや傾き)がなく、適切に補強されていることを確認することが含まれます。特に、シロアリ被害や腐朽が発生していないかも慎重に確認しましょう。

 一方、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の場合は、外壁や内部のひび割れ、錆びの有無を検査します。これらの劣化が進行している場合、建物全体の耐震性に大きな影響を与えることがあります。

https://www.kenchiku-bosai.or.jp/taishin_portal/daredemo_sp/

監修 国土交通省住宅局 / 編集 一般財団法人 日本建築防災協会

  地震にそなえてマイホームの点検(誰でもできるわが家の耐震診断と耐震知識) わが家の耐震診断について 神奈川県



耐震金物の確認

 木造住宅には、耐震性能を保つために耐震金物が取り付けられています。これらの金物が適切に機能しているかを確認することが、第2のステップです。

 まず、耐震金物がしっかりと固定されているか確認しましょう。特に、金物の取り付け部がしっかりと接着されているか、ネジやボルトが緩んでいないかをチェックします。この際、錆びや腐食が進行している場合は、早急に交換が必要です。

 また、複数の金物が正しく連結されているかも確認します。一つの金物が機能していても、連結部分が弱いと全体の耐震性能が低下する可能性があります。

壁の強度をチェック

 耐震性において、壁の強度は非常に重要です。特に、壁に大きなひび割れがないか、また、壁の取り付け状態がしっかりしているかを確認することが求められます。

 壁のひび割れは、耐震性能を低下させる一因です。特に、構造上重要な場所にひび割れがある場合は、早急に補修することが必要です。ひび割れが発生している場所を特定し、その原因を突き止めることが重要です。

 また、壁がバランスの良い間取りかどうかも意識してください。例えば、一方の壁だけが非常に強い場合でも、他の部分が弱ければ全体のバランスが崩れ、耐震性能が低下します。壁の配置や強度を均一に保つことが、地震時の家の安定性を保つ鍵です。

床・屋根の状態を確認

 床や屋根の状態も重要です。床が傾いていないか、また、天井からの漏水やひび割れがないかを細かくチェックしましょう。これらの問題が原因で、家全体の耐震性能が低下する可能性があります。

 まず、床の傾きやたわみを確認します。地震時に床が不安定であれば、家具や人が動いて危険が増す可能性があります。床材がしっかりと固定されているか、また、腐食していないかを確認しましょう。

 次に、天井と屋根の状態をチェックします。特に、屋根瓦がしっかりと固定されているか確認します。屋根が重い場合、地震時に負荷がかかりやすくなるため、補強が必要です。また、ひび割れや漏水がないかを確認し、必要に応じて補修を行いましょう。

家具の固定

 最後に、家の中にある家具や電化製品の固定も重要です。家具が倒れると、怪我をする恐れがありますので、L字金具や転倒防止バンドを使用してしっかりと固定しておきましょう。

 まず、家の中の家具や電化製品が適切に固定されているか確認します。特に大きな家具や重い家電製品は、転倒防止具を使用して壁や床に固定します。これにより、地震時に家具が倒れてけがをするリスクを減らすことができます。

 また、引き出しや棚が開かないようにロック機能を利用することも有効です。さらに、家具の配置も考慮し、通路や避難経路を確保しておくことが大切です。小さな対策が大きな被害を防ぐための鍵となります。

まとめ

 自宅の耐震性を自分で確認することは、費用を抑えつつも大切な家族と財産を守るための第一歩です。今回紹介した簡単な診断方法を参考に、ぜひ自分の家の耐震性をチェックしてみてください。特に重要なポイントを押さえれば、大きな効果があることを実感いただけるでしょう。

 自宅の耐震性に対して不安がある場合は、プロに相談することも考慮に入れてくださいね。大切なのは、日頃からの準備と対策です。あなたの家を守るために、今日からでも取り組んでみましょう。

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