東京都/渋谷区 幡代小学校
導入事例(実証実験中)

避難所支援アプリ「N-HOPS」トライアルレポート

― 防災担当者の不安を解消する“次にやるべきこと”が見える避難所運営支援


「避難所開設を、現場で迷わず進められるだろうか?」

多くの自治体で、防災担当職員や避難所運営委員会が抱える不安。それが「避難所開設時の初動に迷わない体制づくり」です。

紙のマニュアルはあるけれど活用しにくい。経験の差が大きく、属人的な対応に頼らざるを得ない――そんな声は決して少なくありません。その課題に向き合うため、2024年12月、渋谷区立幡代小学校で、避難所支援アプリ「N-HOPS(エヌホップス)」を活用したトライアルが実施されました。

本記事では、当日の取り組みと現場の反応、そして“何が次の改善につながったのか”をご紹介します。

実施の背景|避難所の「属人化」をどう乗り越えるか

渋谷区内では、地域ごとに避難所運営委員会が組織され、住民主体の運営が少しずつ広がりつつあります。

しかしその一方で、メンバーの高齢化や役割の不明確さ、経験の有無によって対応に差が生まれる現実も。

幡代小学校での今回のトライアルは、「初めて避難所を開設する人でも、画面のガイドに従って必要な行動をとれるか?」という視点から、N-HOPSの有効性を確認することを目的として実施されました。

実施内容|ポンプ操作からバルブ確認まで「手順が見える化」

訓練では、避難所の機能確保に重要な“受水槽を使えるようにする”までの作業を対象としました。

参加者は、N-HOPSの指示に従って以下の作業を行いました。

  • ポンプ室の鍵の位置確認
  • ポンプ室内バルブの閉鎖手順確認
  • 受水槽の開放準備

アプリ画面には、渋谷区の施設仕様に合わせた手順が、写真とともに1ステップずつ表示されており、操作性や視認性の高さが評価されました。

参加者の反応|91%が「避難所開設に使える」と回答

 トライアル後のアンケートでは、参加者12名中11名が「このアプリがあれば避難所開設ができる」と回答。さらに、「他の避難所にも導入を勧めたい」と答えたのは全員でした。

ポジティブな評価ポイント

  • 直感的なナビゲーション:「1画面ずつ進められるので迷わなかった」
  • 視認性と情報量のバランス:「文字が大きく、写真がついていて分かりやすい」
  • 世代対応性:「若者にも使いやすく、訓練参加のきっかけになる」

改善点として寄せられた声 

  • 「最初に“この操作は何のためか”という説明があると理解しやすい」
  • 「役割分担がないまま進めると、作業が重複する可能性もある」

 

 

おわりに|「できる」から、「任せられる」へ

「避難所開設の担当になったらどうしよう」
そんな不安を抱える人にこそ、N-HOPSの“迷わず動ける仕組み”が力になります。

幡代小学校の事例は、「共助」をもっと身近に、もっと実感を持って取り組める未来への一歩でした。

自治体として、誰に任せても一定品質の避難所運営を実現するために――ぜひ一度、N-HOPSをご体験ください。

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