ストクル+で目指す世界をストーリーで紹介

ストクル+で目指す世界をストーリーで紹介

 今回は、能美防災が提供する備蓄品入替・寄付サポートサービス「ストクル+」の提供によって目指している姿を、より身近に感じて頂けるようにストーリー形式にてご紹介します。

  能美防災│ストクル+ 備蓄品の入替から防災食品の寄付までワンストップでの支援が可能な、備蓄品入替・防災食品寄付サポートサービス「ストクル+(プラス)」 能美防災株式会社

備蓄品担当者・佐藤花子さんの苦悩

 株式会社ABCの総務部に勤める佐藤花子さん(仮名・38歳)は、いわゆる「備蓄品担当者」として日々備蓄品の管理に追われていました。彼女の会社では、地震や台風などの自然災害に備えた保存水やアルファ化米をはじめ、各種防災グッズを大量に保管しています。数年に一度のペースでやってくる備蓄品入替のシーズンには、膨大な資料作成や業者とのやり取りが集中し、佐藤さんのデスクには期限の迫るチェックリストが山積みになっていました。



 「この備蓄品、もうすぐ期限切れだわ。廃棄の手配はどうしよう」「まだ使えるはずなのに捨てるのはもったいないな」「でも、フードバンクや寄付先を自力で探すのは大変……」。そんなジレンマをずっと抱えてきた佐藤さんは、日常的に担当している総務業務に加えて、備蓄品の管理と廃棄の手続きにかかる負担を大きく感じていたのです。


CSRとSDGsへの要望、そして廃棄の現実

 会社の経営陣も「備蓄品をただ捨てるだけというのはCSR的にマイナスではないか」「SDGsの目標達成に向けた取り組みが必要だ」と声を上げるようになり、備蓄品の管理をめぐる社内の関心も高まっていました。とはいえ、寄付を実行しようとしたところで、自前でフードバンクを探し、交渉し、配送を手配し……という一連の工程を、通常業務のかたわらこなすのは容易ではありません。そのため、結局は廃棄コストをかけて処分するしかなく、佐藤さんは「もっと効率のいい方法がないものか」と頭を抱えていました。



そんななかで抱える課題は以下の通りでした。

  • 廃棄コストの負担と煩雑な手続き
  • フードバンクなどとの連携を自力で行う難しさ
  • 社会貢献活動としてのインパクトをアピールしづらい
  • 担当者が変更になったときの引き継ぎリスク

こうした背景もあり、「備蓄品管理は企業のCSR活動とどう結びつくのか?」という声が社内から出ても、佐藤さんは「一体どうしたらいいのかしら……」と迷うばかりだったのです。


「ストクル+」との出会い

 そんな佐藤さんが、ある日同業の知人から紹介されたのが「ストクル+」という循環型サービスでした。「廃棄を前提としない備蓄品管理」「フードバンク等への寄付をワンストップで実施」「企業の業務負担を大幅軽減」という言葉に、佐藤さんは大きな興味を持ちました。さらに調べてみると、SDGs目標2「飢餓をゼロに」や目標12「つくる責任つかう責任」に寄与するしくみとして評価されており、企業が取り組むCSR活動としても大きな効果が期待できるとのこと。これは自社でも使えるかもしれない、そう考えた佐藤さんは、すぐに「ストクル+」を提供している能美防災に問い合わせ、オンラインミーティングの機会をセッティングしました。ミーティングで「ストクル+」の概要を聞いた佐藤さんは、「これなら、今悩んでいる課題が一気に解決するかもしれない!」と期待に胸を膨らませました。



ワンストップで寄付から配送までを代行

「ストクル+」が提案するのは、企業が入替時期を迎えた備蓄品を廃棄するのではなく、提携するフードバンクへ寄付するという仕組みです。

 寄付にともなう面倒な書類作成や配送手配などは、すべて「ストクル+」側でまとめて代行。保存水やアルファ化米など、消費期限まで数カ月ありさえすれば問題なく受け入れてもらえる。寄付が完了すれば、寄付証明書も発行されるため、社内外への報告にも非常に便利。導入プロセスもシンプルで、まずは入替を行う備蓄品リストを「ストクル+」に共有するだけ。



 そこからは、フードバンクとの調整や配送スケジュールなどを一括で行ってもらえる。面倒だった20もの工程が5工程にまで削減されると聞き、佐藤さんは「これなら忙しい総務部のスケジュールでもなんとかなる!」と確信しました。また、寄付手数料は600円/箱、配送料は箱数や距離による個別見積もりになるとのことでしたが、その費用はおおむね廃棄にかかるコストと同等。むしろ寄付活動が行える分、企業イメージの向上という付加価値が得られるため、廃棄と比較すると圧倒的にメリットが大きいと感じました。


実際の導入と劇的な効果

 社内稟議を経て「ストクル+」の導入が決まると、佐藤さんはすぐに実際の備蓄品リストを作成・提出。フードバンクへの寄付対象となる保存水やアルファ化米、その他の食料品の種類・数量をまとめて送信しました。すると、今までなら何度もメールや電話でやり取りを繰り返していた配送業者のスケジュール調整や、倉庫からの出庫依頼が「ストクル+」の窓口一つですべて完結していくのです。「手間がこんなにも減るなんて……」と佐藤さんは驚きました。


 さらに印象的だったのは、担当者の交代にも柔軟に対応できる仕組みが整っている点です。備蓄品管理の担当が変わっても「ストクル+」側で寄付先との連携や配送履歴を管理してくれるため、引き継ぎに関する不安が大幅に軽減されます。総務部のように異動が多い部署にとっては、これは大きな安心材料になりました。



 いざ寄付が完了すると、佐藤さんはフードバンクの団体名と寄付証明書を受け取り、それをもとに社内報告書を作成。上司や役員に見せたところ、「廃棄コストが寄付コストに置き換わっただけじゃなく、私たちの企業イメージ向上につながる動きになったのは大きい」と、CSR担当役員からも高い評価を得ることができました。実際、社内でも「捨てていたはずの備蓄品が困っている方の手元に届くなんて素晴らしい」「うちの会社が社会の役に立っていると実感できる」などの声が上がり、従業員のモチベーションアップにもつながったのです。



企業イメージと社会貢献の同時達成

 導入前は、期限切れ間近の備蓄品を抱え、「早く廃棄しないと倉庫がいっぱいになる」「処分費用がかさむ」といった悲壮感すら漂っていた備蓄品管理が、導入後は「寄付可能な備蓄品リストを準備して、あとは『ストクル+』にお任せするだけ」という姿に生まれ変わりました。事務処理に追われる時間が圧倒的に減り、佐藤さん自身も「余裕を持って備蓄計画を立てられるようになった」「そのぶん、ほかの業務や社内イベントの企画などにも力を注げる」と笑顔で語ります。



 そして最も大きな成果は、社会貢献と企業イメージ向上の同時達成です。今までは負担の大きいコストと手間をかけて、結局は捨てるしかなかった備蓄品が、人々の役に立つ形で循環するようになったのです。佐藤さんの会社では、寄付活動の実績を定期的にホームページや社内報で公開し始めました。すると、取引先や就職活動中の学生などからも「サステナブルな取り組みに力を入れている」「SDGsに真剣に取り組んでいる企業だ」という好意的な声が寄せられるようになりました。


未来を変える廃棄から寄付へのシフト

 もちろん費用はかかりますが、廃棄にかかるコストを寄付手数料にシフトするだけで、まったく違う意味のある支出に変わります。「モノをただ捨てる」のではなく、「必要としている場所に届ける」。このシンプルでありながら価値の高い行動が会社全体をポジティブに変え始めています。上司からは「次年度も『ストクル+』を活用し、備蓄品の入替時期には社会貢献をしながらスムーズに管理してほしい」と要望が出ており、佐藤さんも「この流れをもっと広げられるように、ほかの拠点の備蓄品管理にも活用したいですね」と意気込んでいました。


​​​​​​​ こうして、廃棄前提だった備蓄品管理が「ストクル+」の導入によって劇的に改善され、佐藤さんの企業ではCSR活動と業務効率化が同時に実現されるという理想的な結果を手にしました。災害大国である日本において、備蓄品の定期的な入替は欠かせません。しかし、「使われないうちに期限が来てしまう備蓄品を、いかに廃棄コストを抑えて社会に役立てられるか」という課題に対して、「ストクル+」は明確な答えを提示してくれました。





いかがでしたでしょうか?

同じような悩みを抱えていないでしょうか?


 もし「備蓄品の入替や廃棄が負担」「SDGsの取り組みが進んでいない」と悩んでいるなら、ぜひ「ストクル+」を検討してみてはいかがでしょうか。佐藤さんが体感したように、担当者の視点からは業務負担の軽減がはっきりと実感でき、経営陣には企業イメージ向上のメリットを説明しやすい。また、社員や社会へのアピールにもつながり、ポジティブなサイクルが生まれます。廃棄前提の備蓄品管理からの卒業は、思った以上に身近で、しかも企業の未来を大きく変える一歩になります。

  能美防災│ストクル+ 備蓄品の入替から防災食品の寄付までワンストップでの支援が可能な、備蓄品入替・防災食品寄付サポートサービス「ストクル+(プラス)」 能美防災株式会社