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大規模地震後の避難所への移動方法と注意点

大規模地震後の避難所への移動方法と注意点


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目次[非表示]

  1. 1.概要
  2. 2.身の安全を確保する
  3. 3.避難所への移動ルート
  4. 4.連絡手段や避難場所の情報を共有しておく
  5. 5.大切な持ち物
  6. 6.まとめ
  7. 7.「火災臨場体験VR」にて避難所へ向かって屋外を歩く疑似体験ができます

概要

 地震が発生した時、家やオフィスが危険な場合、避難所に向かうことが必要です。避難所へ移動する際に知っておくべき注意点などを解説します。

身の安全を確保する

 建物から急いで出るとき、落ちてきたガラスや破片でケガをする可能性がありますので、防災ヘルメットが必要です。もし、ヘルメットが無い場合にはカバンなどを頭にのせるなどして頭部を保護しながら注意して避難してください。また、高い建物などは上部から様々な物が落ちてくる可能性があるため、できるだけ頭上が開けた場所を歩くようにすることが重要です。また、歩道橋や古い橋などは倒壊する可能性があるため、渡らないようにすることが必要です。

 避難する時に人の流れができている場合などは、どこへ向かっているのか自分自身で確認し、自身の判断で移動する方向を決めることが必要です。集団心理でなんとなくついて行く方向が、必ずしも安全であるとは限らないためです。

避難所への移動ルート

 まず、避難所に向かう道順を事前に把握しておくことが必要です。ただし、災害時には建物の倒壊や塀の倒壊、落橋、地滑りなどでいつもの最短ルートを進めないケースも考えられます。地域のハザードマップでは、想定される危険箇所が明示されているため、まずはそれを確認して、複数のルートを検討しておくことが必要です。

 沿岸部であれば、津波のリスクを考慮し高さのある場所へ移動することが求められます。具体的には「津波避難場所」や「津波避難ビル」の標識を見つけて、予め避難場所を把握しておく必要があります。


連絡手段や避難場所の情報を共有しておく

 自分の安全が確保されたあとに、家族の安否を確認する必要があります。通信手段がある場合には、災害伝言ダイヤル(171)などを使用するなど、どのツールを使うのかについて家族間で事前に話し合っておくことが必要です。

 また、避難所についても、自分はどの避難所へ逃げるのかについても予め確認しあっておくことが必要です。ただし、職場や学校など外出先での被災も十分にあり得るため、家族それぞれの行動範囲内での避難所も予め確認し、家族間で共有しておくことも忘れないようにしなければなりません。

大切な持ち物

 大切な書類や日用品はいつでもバッグに詰めれるように、リスト化しておくと安心です。また、常用している薬に加えて「お薬手帳」も忘れることが無いように、いつでも持ち出せるようにしておく必要があります。「調剤薬局でお薬手帳用のシールは貰うけど、手帳にちゃんと貼っていない」という方は、この機会にしっかりと貼っておくことが必要です。もしもの時の為に、必要なお薬についてはお薬手帳のコピーを財布に入れておくことや、スマホで写真に撮っておくと安心です。

 スマートフォンでの情報収集はあっという間に電池切れになってしまい、緊急時の連絡手段を失うリスクがあります。東日本大震災の時、「どこで何が起きているのかの情報が一切入らないことが非常に不安であった」との記録が多く残されています。 情報入手のツールとして、電池式の携帯ラジオを常時携帯しておくことも必要です。

 揺れが収まった時間が夜であれば、真っ暗になるケースも想定されます。小さな電池式ライトをバッグの中に忍ばせて常時携帯おくことも必要になります。

まとめ

 地震発生後、避難所に行く際の注意点は、まず 自分自身の安全確保、 避難所の選択、避難所への道順の把握、家族間の連絡、非常時に必要な物の準備です。これらのポイントを押さえておけば心の余裕が生れます。事前の準備と心構えが、家族も含めて救われる命に大きく繋がることを忘れないでください。

「火災臨場体験VR」にて避難所へ向かって屋外を歩く疑似体験ができます

 このシーンでは、大規模地震後にビル内で火災が発生したことによって、ビル内に留まることができず、混乱するオフィス街を避難所に向かって歩かなければならなくなる疑似体験ができます。

 学びのポイントとしては、備えのない中で急に屋外を移動することになった際に、注意すべき点や、予め備えておくべき物などを事前に考えておく必要がある点です。​​​​​​​

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