
防災訓練ネタ!ゲームで学ぼう!家族みんなで楽しい防災訓練
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はじめに
災害時に自分や家族を守る行動がとれるようにするには、日ごろからの備えが大切です。
とはいえ、家庭内で本格的な防災訓練を行うのはハードルが高く、特に小さな子どもがいる家庭では難しく感じる方も多いのではないでしょうか。そんなとき、「防災を学ぶゲーム」という手段が、ひとつの有効なアプローチになるかもしれません。
なぜゲームを使うのか?
従来の防災訓練は、形式的で子どもには難しく、大人も「つい受け身になってしまう」という声が聞かれます。
一方、ゲームには「楽しさ」や「参加しやすさ」、「繰り返し遊べる」仕組みがあり、自然と行動が身につくメリットがあります。
たとえば、
- 子どもがリーダー役になって進行する「防災カルタ」
- サイコロを振りながら進む「防災すごろく」
- クイズを解きながら知識を深める「防災Q&A」
いずれも、遊びながら防災の基本行動を体験的に学べる仕組みです。
🗒️ 参考リンク:
https://www.city.osaka.lg.jp/joto/page/0000520544.html
https://www.pref.tokushima.lg.jp/bousai-center/workOn/study/diceGame
最近注目の「体験型防災ゲーム」の動き
最近では、子どもが遊びながら災害時の判断力を養う「体験型防災ゲーム」も開発されています。
たとえば、防災の専門企業とクリエイターが共同で制作したカードゲーム『災害ビースト・バトルアタック』では、火災・地震・大雨などの災害を“ビースト”として表現し、プレイヤーが仲間と協力しながら「正しい備え」で立ち向かいます。
実際の災害を想定したシナリオが多数用意されており、
- 「煙が出てきた、どう行動する?」
- 「強風で帽子が飛ばされた!取りに戻る?」
- 「夜中の地震、まず何をする?」
といった状況に対し、冷静な判断をゲームを通じて体験できます。
このゲームは2025年7月現在、クラウドファンディングを通じて全国の家庭や学校へ届ける活動が進行中です。興味のある方は、以下のプロジェクトページで詳細をご覧ください:
自作ゲームや教材を使って防災学習をアレンジ
市販のゲームに限らず、家庭でも簡単に防災ゲームを作ることができます。
- 画用紙にマスを書いて自作すごろく
- フラッシュカードで即答クイズ
- 身近なアイテムを使って「防災道具探しゲーム」
こうした工夫をすることで、家族の会話も増え、より実用的な備えに繋がっていきます。
子どもも楽しめる工夫を
幼児や小学生がいる家庭では、ゲームの設計にひと工夫が必要です。たとえば、
- 「避難経路」→「にげるみち」など言葉をわかりやすくする
- 絵やイラストを使って視覚的に伝える
- 「もし今〇〇が起きたら?」という問いかけから会話を始める
こうした工夫が、子どもたちの“自分で考える力”を育てます。
ゲーム後の振り返りも大切
ゲームのあとは、家族で「今日の発見」や「気づき」を話し合ってみましょう。
- 「何ができて、何ができなかったか」
- 「どこがむずかしかったか」
- 「今度はこうしよう」というアイデア出し
こうした反省と共有を繰り返すことで、家庭の防災力は少しずつ高まっていきます。
まとめ:日常に“無理なく防災”を取り入れるには
防災は「難しいもの」「一部の人が頑張るもの」ではなく、日々の生活に自然に溶け込むことが大切です。
そのための入り口として、ゲームという手段は非常に有効です。
身近な取り組みから始め、楽しみながら防災力を高めていきましょう。
そして、こうした活動を支える新しい防災教材・ゲームの取り組みにも、ぜひ注目してみてください。